夏・曇りの日の尾瀬沼
普段ならニッコウキスゲで真っ黄色になるはずの大江湿原もただの緑の草原です。ニッコウキスゲの少ない年ではあるようなのですが、なんといっても鹿による食害が大きな原因のようです。
大江湿原を俯瞰する。殆んど全体像が見えます。


ヤブガラシの小さな花をドアップしてみました。緑の額の上にオレンジの綺麗な花盤を乗せ、中央に雌しべ、外側に4本の雄蕊をツンと立てています。この雄蕊と額はすぐに脱落し、オレンジの花盤もピンクへと変わっていきます。
オレンジの花盤は蜜を滲ませているので、よく虫たちがよってきます。

ガガイモもヘクソカズラと同じような所に蔓で登っていきますが、ヘクソカズラほど個体数は多くは無いようです。負けてしまうのですかね。
ヘクソカズラは花よりも実、種の方が特徴があって面白いのですが、今回は花です。ヘクソカズラと同じくらいの大きさでしょうか。ドアップで撮ると、なんだか毛むくじゃらな花ですね。

ヒョウモンチョウの中でもちょっと変わっています。下の写真は雌なのですが、雌の方が派手です。雄は普通のヒョウモンチョウのようです。
近年生息域が北上して、関東でも普通に見られるようになりました。食草がスミレなので、パンジーやビオラの葉を軒並み食べられたなどの被害が出ているようです。


